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Instead of drink[テニプリ 越前 リョーマ]

第3章 夕暮れ





「もしかして 期待してる?」

不意に。そう不意にリョーマが言う。
乙女心で溢れたの感情がさらに勢いを増して音になる。
その音をドラムのように口から叩き出した。

「な、何を!!」


簡単に表情からも感情が読み取られそうな上、デフォルト。まるでパターン。何を!!と返したそれは。ありがちなティーンズ漫画だ。
超超イケメンがにやりと笑ったコマの後に顔を真っ赤にした異常に目が大きくてキラキラした超超可愛い女の子がいるあれだ。

あれなのだけど、今はまさにその場面だった。

目の前に大好きなリョーマがいて、ブランコに座るを見下ろしながらキスを期待しているのか?と聞いてくる。目が大きくてキラキラした超超可愛い女の子というのは違うかもしれないが顔が真っ赤になるというのは間違いじゃない。そんなの耐えられるわけないじゃないか。耐えられないからそれを避けるようにして何をと問うてしまうのだ。









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