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溺れた先の光

第16章 15 訓練


目とは違い、大したダメージを受けていないケツにハンジ班含め、全員の視線が集まる。

「面白い!!すげぇ面白いよこれ!!なんでケツにはきかないんだ!?」
のた打ち回る巨人に近づくハンジをモブリットが「分隊長!!死にますよ!?」と後からハンジの馬を抑える。。

そんなコントが行われている中、私とリヴァイは巨人から目を離せなかった。
『こいつの回復力異常だよ!!早すぎる!!ハンジ!実験は終わったの?!』
「え?まぁ、終わったっちゃ終わったけど・・・」

撃たれた目の回復力も驚きだが、ケツの固さも異常だ。
今目の前にいるのは奇行種中の奇行種、ハンジの実験が終わったのならすぐに始末するべきだ。
ひやり、と額から汗が流れる

『リヴァイ!』

奇行種の目の回復が終わるのが早いか、リヴァイが斬りかかるのが早いか・・・
馬から立体起動に移ったリヴァイが奇行種の項を削ぎ落とす
立ち込める蒸気から姿を見せたリヴァイは不機嫌な顔をしていた。

支えをなくした私は馬の背に倒れこむ。
銃はしっかり握っていたため落とすことはなかったが、馬がリヴァイの元へと駆け出した時は私ごと落ちてしまうところだった。
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