第15章 14 壁外調査
昨日と同じように自分達で状況判断し、巨人を削ぎまくる。
30体目が表れた時、銃の存在を思い出した私は馬に跨ったまま銃を使って見ることにした。
馬に跨ったままでは片手しか使えないため、やはり一発もまともに当たらない。
巨人との距離がまだ離れている今がチャンスと、私は馬を止めてその場から巨人の目を狙う
その様子を隣でリヴァイが見ていた。
~ドンッ!!~
見事に命中した弾は3m級の巨人の視界を封じる
隣でリヴァイが「この距離で見事なもんだ」と褒めてくれたのがうれしかった。
弾を装填して何発か撃ったころ、リヴァイが「馬で走りながらもこの命中率を維持できるなら使いようは広がるんだがな・・・」と言葉を漏らす。
『片手じゃなければ銃が安定するから当たるとは思うんだけど・・・』
「なら荷馬車で狙撃すれば当たると?」
『まぁ、そう言うことかな』
「ほう、面白い・・・」
ニヤリとするリヴァイに私は苦笑いで答え、先ほどまで銃の的になっていた巨人を仕留めて前へと進む。
その後も巨人を仕留め続けるも壁外遠征はいつも通り兵士を失い、大した成果もないまま壁内への帰還となった。