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はちみつレモン【HQ】

第4章 3回目のバレンタインデー《瀬見英太》




プロポーズするならやっぱりベタに
雰囲気のいい店で食事した後
夜景の綺麗なスポットだろ?


そう思い色々リサーチしまくって
見つけたいい感じのお店を予約…





するつもりだったんだけどな……




「ホントごめん…」

『ううん…しょうがないよ…仕事なんだし』

急遽入った出張に溜め息しか出ない…
電話越しでも伝わる知花のガッカリした声

「埋め合わせは絶対するから…」


はぁ…久々会えるの楽しみにしてたのに…
で…バシッとプロポーズを決める予定が…

頭の中でシュミレーションしていた事が
ガラガラと崩れていく…


するとしばらく黙っていた知花が
あのさ…と口を開く

『14日には戻ってくるんだよね?』

「おう」

『…じゃあ私…英太の家で待っててもいい?』

「……はぁ?!次の日仕事だろ?」


俺の少し驚いた声にだめなの?と不安そうに
答える知花…


んな訳ねえし…寧ろ嬉しいしかないんですけど…

「いいのかよ…何時になるかわかんねえぞ」

『うん…へーき…
だって…記念日だし…英太に会いたいもん…』


知花の嬉しそうに弾む声…

ヤバい…マジで可愛いすぎる
何で電話越しなんだよ…
今すぐ抱き締めたくて仕方ない


「あぁ…俺も会いたい…待ってて」


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