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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第16章 脱出※




やっと帰ってきたんだ


やっと赤井さんに会えるんだ


そう思い玄関の扉に
手を掛けると
カギはかかっていなくて
すんなり扉が開いた


時刻は深夜をとっくに
回っていて
赤井さん寝てるかなって
思ったけど
薄暗い家の奥から
足音が聞こえた


赤「誰だ」


『赤井さんっ!私ですっ!』


声がする方に駆け寄ると
会いたかった人の姿を確認する


そのまま胸に飛び込んだ


赤「葵か!
無事でいてくれて良かった」


『赤井さん、心配かけて
本当にごめんなさいっ』


赤「事情は後で聞く
先にシャワー浴びておいで」


『はいっ…ぃた…』


赤井さんの顔を見て安心したのか
今更足が痛んだ


すると急に体が宙に浮く


赤「こんなに足汚して
怪我までして…とんだお嬢さんだ」


そのまま赤井さんに
担がれてお風呂場まで連れて行かれた


物凄くデジャヴ


浴槽のふちに座らされて
着ていたスウェットのズボンを
捲り上げられる


シャワーのお湯を出して
丁寧に汚れを洗い落とされた


左足首を掴まれて
痛みが走って顔が歪む


赤「足首捻っているな
後で手当てしてやるからな」


そう言って足の甲にキスされた


久々の赤井さんに
どきどきと心臓が鳴る


『…すいませんっ』


頭を撫でられて
赤井さんの顔が近づいてくる


自然と触れ合う唇


うるさい心臓


ちゅっと音が鳴り
唇が離される


赤井さんの優しいキス


赤「今夜は寝かせてやれないかもな
覚悟しておくように、いいな?」


そう言い残し
赤井さんはお風呂場を出て行った


赤井さんの言葉の意味を
理解して顔が熱くなった。


さっとシャワーを浴びて
全身を洗う


この後赤井さんに
質問責めにされる事を
覚悟しながら
お風呂場を後にした


用意してくれた
私のパジャマに着替える


洗面台にある椅子に座り
髪を乾かそうとしていたら
赤井さんがやって来て
後ろから抱き締められた


『あ、赤井さん
濡れちゃいますから
離れてくださいっ』


赤「…嫌か?」


『え?』


赤「俺にこうされるの嫌か?」


突拍子もない質問に
顔を赤らめる


『…別に嫌じゃありませんけど…』




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