【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】
第12章 工藤有希子
初めて入る赤井さんの部屋
デスクの上にパソコンがあって
ベッドとクローゼットがある
至ってシンプルな部屋だ
ベッドに座らされて
隣に赤井さんが座る
頭を抱き寄せられて
赤井さんの肩にもたれる
赤「本当に何もされてないんだな」
『…っ…大丈夫…です』
頭を撫でられて
額にキスを落とされて
だんだんと気持ちが落ち着いてくる
赤「安心しろ…俺が守ってやる」
『…っ…赤井さんっ…』
赤井さんの方に顔を向けて
赤井さんの頬を両手で包んだ
そのままゆっくり顔を近づけて
自分から軽く触れるだけのキスをした
そっと離して瞼を開けると
赤井さんが目を見開いて驚いていた
『…あ…ごめんなさい…つい』
思わずしてしまったキス
すると急にぐるんと視界が回った
ベッドに押し倒されたと理解するまで
さほど時間はかからなかった
赤「どうやら俺を
煽るのが得意らしいな」
『…ち、ちがいまっ…んむっ』
言い切る前に唇を
唇で塞がれてしまう
当たり前の様に
侵入してくる舌
『…んっ…はっ…んん…』
ちゅっちゅっとリップ音が
静かな部屋に響く
唇が一旦離される
『…はっ…有希子さん達…
居るから…だめ…です…』
目を逸らしながら言うと
頬を撫でてくる赤井さん
そして耳元で
赤「先に仕掛けて
来たのはそっちだ」
と囁かれ
再び唇が奪われる
『んっ…ぁ…はっ…』
荒らされる口内
乱れる呼吸
赤井さんの舌と
その熱に心地良さを感じた
唇が離されて
少し名残惜しさが残る…
静かに赤井さんと目が合う
赤「涙…引いたみたいだな」
『え…あ、ほんとですね…』
目の奥の熱が引いていた
赤「葵を泣かせていいのは
俺だけでいい」
どくんっと心臓がなった
目元にキスを落とされて
上体を起こされる
赤「ほら、有希子さんと
ボウヤが待っている
顔を洗ってこい」
『…はいっ』
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