【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】
第12章 工藤有希子
コ「ちょっと、
葵さん手痛いから!」
コナンくんの声でハッとする
手を離してコナンくんの目線まで
しゃがみ込んで謝る
『ごめんなさい…大丈夫?』
コ「大丈夫だけど、どうしたの
そんなに慌てて…
安室さんの事も知ってるの?」
『ううん、何でもない…
本当に…何でもないから』
頭の中で安室さんに
襲われた日の事が蘇り
体が震える
早く帰って
赤井さんの顔が見たい…
コ「震えてるみたいだけど…
本当に何もないの?大丈夫なの?」
『う、うん…大丈夫だから
早く帰ろう…』
コ「…そうだね」
今はコナンくんもいるから
安室さんも下手な事
してこないと思うけど
なるべく早足で帰路に着いた
後をつけられてるなんか知らずに…
『…ただいま帰りました』
玄関で靴を脱ぐと
奥から赤井さんが顔を覗かせる
赤「おかえり…何かあったのか?」
赤井さんは私の様子が
変な事に気付いて近づいてくる
赤井さんの顔を見ると
安心して目に涙が滲んだ
そのまま赤井さんに
しがみ付く様に抱きついた
赤「お、おい…一体どうしたんだ」
コ「スーパーで安室透って人と
会ってから様子が変なんだ」
赤井さんは子供をあやす様に
背中をとんとんしてくれる
赤「何もされてないんだな?」
『…っ…だいじょぶ…』
その時、スーパーに行ってる間に
到着したらしい有希子さんが
奥から顔を覗かせた
有「あら〜他の男に
ちょっかいでも出されたのかしら?」
赤「有希子さん、すいません
落ち着かせる為に
一旦自室に連れて行きます」
『…ごめ…なさい…っ…』
有「いいのよ、落ち着いたら
ゆっくりお話しでもしましょうっ」
『…はい…っ…』
赤井さんに手を引かれて
赤井さんが使ってる部屋に
連れて行かれた
.