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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第12章 工藤有希子




洗面所で顔を洗いに行こうと
赤井さんの部屋を出た時に
赤井さんに手を引かれて
後ろから抱き締められた


赤「有希子さんには
恋人と言っているから
恋人らしくしてくれよ」


と言われて体が離される


『わ、わかりました…秀一さん…』


戸惑いながらも
恋人らしく下の名前を
初めて口にして振り返ると
赤井さんは一瞬、
驚いた表情をしていた


でもすぐにニヤリと口角をあげ
頭をぽんぽんされる


初めて呼ぶ名前に
恥ずかしくなって
顔が赤くなる…


赤「上出来だ。
ほら、顔洗っておいで」


『…はいっ』















洗面所で顔を洗ってから
有希子さん達が待っている
リビングへと移動した


コ「葵さん大丈夫?」


『もう大丈夫よ、ごめんね
びっくりさせちゃって
あの…有希子さん、
自己紹介遅れてしまって
すいません…
有栖川葵と申します』


有「話は秀ちゃんから聞いてるわっ
よろしくね、葵ちゃん♪」


『よろしくお願いしますっ』


にこやかに挨拶されて
少し照れてしまう


生で見る有希子さんはとても美人で
相変わらず可愛らしい人だった


みんなでテーブルを囲んで
お茶を楽しむ


有「あぁ、そうそう!
これ、渡すの忘れてたわっ」


そう言いながら有希子さんは
バックからどこか
見覚えがあるものを出してきた


有「はい、ベルツリー急行の
パスリングっ♪
ちゃんと葵ちゃんの分も
用意してあるからねっ」


『えっ?』


赤「有希子さん、わざわざ
ありがとうございます」


ベルツリー急行って…まさか
ミステリートレイン…
やたらメンツが豪華な回…


『私も、そのベルツリー急行に…?』


赤「あぁ、1人で
留守番させれないからな
無理を言って頼んでもらったんだ」


『すいません、ありがとうございます』


有希子さんから
パスリングを受け取る


有「お安い御用よっ♪」


ありがとうございますと
受け取ったものの正直行きたくない…
安室さんとは絶対会わないように
極力個室から出ないようにしよう




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