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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第10章 少年探偵団




子供たちの相手をしていると
地下から階段を登ってくる足音が


みんなそっちへ振り向き


元「なんだー、灰原居るじゃんか!」


光「灰原さん出掛けてるんじゃ
なかったんですかー?」


歩「哀ちゃん居るなら
一緒にゲームやろー?」


哀ちゃんが顔をのぞかせた


哀「私はパス
…でその人は誰?」


哀ちゃんと視線が絡む
あぁ、かわいい!


『初めまして、
私は有栖川葵。君は?』


哀「灰原哀よ」


『哀ちゃん、よろしくねっ』


哀「えぇ」


よし、怪しまれなかった。と
心の中でガッツポーズした


相変わらずクールな
女の子だなぁ


阿「葵さん、
少し休憩するかの?」


『はい、そうします』


阿笠博士は
コーヒーを淹れてくれて
コナンくんと哀ちゃんと
テーブルを囲んで談笑した


話の流れで私が隣の工藤邸に
居候してる話になり


哀「…まさか、貴女っ」


あ…もしかして怪しまれてる?
めちゃくちゃ疑いの目で
見られてるんだけど


『そんな警戒しないでよ…
…組織の匂い、しないでしょ…?』


コナンくんに
APTX4869の話をしたから
遅かれ早かれ哀ちゃんの
耳にも届くだろう


哀「なんでっ…そのこと…!」


『内緒、でも貴女たちの味方よ
何かあったらお姉さんが
守ってあげるからね』


と、笑顔で言った


阿「おおっ!もうこんな時間じゃあ!」


博士の言葉で時計を見た
夕方6時前


阿「今日はもう遅いから
家に帰るんじゃ
車で送ってやるからのー」


と子供たちに向けて博士が言う


『じゃあ、私もそろそろ帰ります
コーヒーご馳走様でした』


そう言い席を立つ


まだゲームがしたいと
ぶーぶー言う子供たち
困った顔をしながら
帰るように促す博士


ぞろぞろと玄関の外へ出る


『今日はありがとうございました』


阿「またいつでも来なさい」


子供たちはまた遊ぼうって
手を振りながら車に乗って行く


車が遠くなるのを見送って
私は工藤邸に帰った








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