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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第81章 残党




赤「心配するな
葵は守るさ、それに君の事も
明美との約束だからな」


組織は壊滅したけれど
彼はFBI捜査官だ


彼と共に生きる上で
今後も危険は付き物だろう。











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家に帰って来たのはお昼過ぎ
遅めの昼食を取りながら
考え事をしていた


幼児化したとなれば
家事などに支障がでる


どうすれば
秀一さんの役に立つかな…と


突然視界に指先が
映り込んだかと思えば
眉間をトンと人差し指で
軽く押された


別に痛くもなんとも無いけど
こうゆう時、人間は反射的に
「いたっ」と言ってしまうものだ


赤「眉間にシワを寄せて
また考え事か?」


『だって…この体じゃ
まともに家事を熟せないんですもん』


むすーっとしながら
テーブルの上に並べられた食材達を
口の中に運び込む


『仕事が欲しいです
私は何もできない女でいたくないんですー』


目で訴えた


赤「はぁ…全く困ったお嬢さんだ」


秀一さんは頭を抱えて
考え込む


散々勝手な行動を取ってきた私の過去を
見て見ぬ振りが出来ないのか、
私がまた何かやらかしそうな
気がするのか、
秀一さんは打開策を練った


赤「よし、葵に仕事を与えよう」


『いいんですか!やったー!』


何も内容を聞かされてないけれど
それが嬉しくて
萎んでいた花が息を吹き返す様に
ぱぁっと顔を明るくした


赤「丁度人手不足でね
君の腕を借りるとしよう」


『何でもしますっ!
何をすれば良いですか?』


わくわくと胸を弾ませながら
食事の手を止めて
秀一さんからの指示を待つ


赤「明日の夜、組織の残党共が
ある場所で悪い奴らと
取引をするとの情報が
入ったんだがそれを阻止して
残党共を捕まえたい」


『ふむふむ…って
そんな大事な任務に
参加してもいいんですか!』


赤「本来ならダメだが
それに割ける人員は少ない
君が居ればもっと効率よく事が運ぶだろう」




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