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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第70章 さざ波の夢




ホテルの部屋に着くと
秀一さんは私を背中から降ろさず
バスルームへと直行した


浴槽の縁に座らされて
秀一さんはシャワーの蛇口を捻る


赤「足、洗ってやるから」


『じ、自分で洗えます!』


私は慌ててシャワーを
取り上げようとした


が、秀一さんは
シャワーを離そうとしなくて


グイッと引っ張ると
シャワーの向きが悪く
顔面にお湯が直撃した


赤「すまない」


秀一さんは慌てて
シャワーを止めてくれた


『いえ…私こそ、すいません…』


俯くと、着ていたワンピースにまで
シャワーがかかってしまい
ブラが透けていた


慌てて手で胸元を隠して
秀一さんに見えない様に
後ろを向く


赤「もう一層、このまま
シャワーを浴びて行けばどうだ?
服が乾くのにも時間がかかるだろう
幸い、此処にはバスローブも置いてある」


少し悩んだが
お言葉に甘える事にした


赤「バスタオルとバスローブは
脱衣所に置いておくから
ごゆっくりどうぞ」


『すみません、ありがとうございます』


私の言葉を聞くと
秀一さんはバスルームを出て行った


ワンピースとブラは濡れてしまったが
ショーツは濡れずに済んだのが
不幸中の幸いだ


シャワーを浴びながら
ふと、思った


あの状況で襲われてないのが
不思議だ…


10年後の秀一さんなら
キスの一つや二つ…


ナンパして来たくらいだし
ちょっと何かあっても…
って、何を期待しているんだ私は。


それにしても、10年前の
秀一さんの事は全然知らないな…


確か、FBIに入る前で
アメリカに留学中の大学生か…


遊びたい盛りじゃないのか?


大学生からしたら
大人の女性は魅力的なんじゃないの?


…まさか、この頃の秀一さんは
童貞…なわけ無いか。


カッコいいし
さぞ、モテるだろう…


付き合っている人とかいるのかな…


なんだかモヤモヤして来た。


私が未来の彼女ですって
言ってやりたい


あー、もう…
どうしようもなく好きだな…





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