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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第7章 誘拐





目がさめると
知らない部屋にいた


『あれ…私…』


ガチャっと扉が開き
入ってきた人物をみて
一瞬にして思い出す


あのミネラルウォーター…


わざわざキャップを開けて
渡してきた安室さん


きっと、ベンチに戻ってくる前に
即効性の睡眠薬を入れたんだ…


安「お目覚めですか」


にこりと怪しい笑みを浮かべながら
こっちに近付いてくる


素早く立ち上がり
後ろの方へ後退る


『いや…来ないでくださいっ』


すぐにトンっと後ろの壁に
背中が当たる


安「そんなに怯えなくてもいいですよ」


怖くて…体が震える


安室さんはこんなにも
怖い人だっただろうか


もう、すぐ目の前いる安室さん


安「ほら、泣かないで下さい」


いつの間にか恐怖で涙を流していた


安室さんの手が頬に当たり
涙を拭われる


『…ひっ』


膝がガクガクして
その場に崩れ落ちる


目線を合わすように
安室さんは片膝をつく


そのまま腕が伸びてきて
抱き寄せられた


安「落ち着いてください」


そう言われながら
頭を撫でられる


赤井さんを思い出した


家に帰りたい…


そっと身体を離された思ったら
顔が近づいてきて
かたく目を閉じた


目元にキスを落とされる


びっくりして
目を見開く


咄嗟に安室さんの両肩を押して
少しでも距離を置こうとするが
その両手首を掴まれ
後ろの壁に押さえ付けられる


安「抵抗しますか」


ぐっと顔を近づけられ
唇が触れるか触れないかな距離で
そう囁かれる


それでも抵抗しようと
腕に力を入れて身をよじる


両手首は頭上の上へ
片手でまとめられ
反対の手で顎を持ち上げられる


『離して…っ』


泣きながら抵抗する


でも男性の力には勝てない


そのまま安室さんの顔が
近付いてきて
無理やり口付けられる






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