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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第6章 安室透という男





両手で赤井さんの胸板を押し
顔を背ける


赤井さんの手が
頭から頬へ滑る


『あの…大丈夫です…
起きますから…その…』


赤「…ククッ…冗談だ」


赤井さんの手が離れて行く


『またからかったんですかっ…』


赤「こんな所で寝ている方が悪い」


赤井さんの体が離れて
上体を起こして
ソファーに座りなおす


『ごめんなさい…
寝てしまうとは思ってませんでした』


赤「とりあえず朝食にしよう」


そう言いながら
赤井さんはリビングの扉へ向かう


『はいっ』


と返事をしながら
赤井さんの後ろをついて行く


キッチンで並びながら
一緒に朝食を作る


なんだかこうしていると
新婚さんみたいだ…


って思いながら
サラダに飾るトマトを切っていると
包丁が指をかすめる


『いたっ…』


人差し指から赤い血液が
ぷくっと出てくる


それに気づいた赤井さんが
私の手首を握り
私の人差し指は赤井さんの
口の中へ


『…あっ』


赤井さんの暖かい口内
指の腹と赤井さんの舌が
密着する


指先は神経が沢山通っているのか
すごく敏感で刺激を感じやすい


ねっとりと唾液を絡ませ
舌を動かして
執拗に指を舐め取られる


赤井さんの表情は
昨晩みた煽情的な顔


かぁっと顔が熱くなる


右手に握ってた包丁を
まな板の上に置き


その右手の項で
自分の顔を隠し
目線を背けた


『…っ…あっ』


指先に感じる感覚に
思わず声が漏れた…


『…も…大丈夫です、から…』


その感覚から逃げたくなり
必死に声を絞り上げ訴える


ちゅぱ…とリップ音と共に
熱い唇から指が解放される


すっかり血は止まっていた


手首はまだ掴まれたまま


そのままぐいっと抱き寄せられ
赤井さんの吐息が耳にかかる


赤「いやらしい顔してるぞ…葵」


と囁かれそのまま耳を舐められる





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