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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第57章 ハイレベルなデート




車に戻ると昴さんは
ポケットから何かを取り出した


キラキラ光るそれに
見覚えがあった


『昴さん…それ』


ミステリートレインの時に
無くしたGPS付きネックレス


昴さんは私の首に
キラキラと光るネックレスを
付けてくれた


沖「あの事件の時に
少々故障していまして
治すのに時間がかかりました」


『そうなんですね』


沖「今度は首輪では無く
お守りとして付けていて下さい
無くさないように」


『はいっ』


それから次に連れて行かれた場所は
舞踏会では無く、超高級ホテル…


『い、いつ予約していたんですか』


沖「秘密です」


と、部屋に案内されて
中へ入ると
一面ガラス張りの大きな部屋


外を見ればとても綺麗な夜景が
永遠と続いていた


『うわぁ…素敵…』


沖「気に入りましたか?」


『はいっ!とても!』


私は夜景を見るのに
夢中になっていると
昴さんが後ろから私の体を包んだ


沖「葵さん…」


甘い声にドクンっと心臓が鳴る


窓ガラス越しに映る、
昴さんと視線が絡む


沖「ふふっ…今いやらしい事を
想像しましたね?」


悪戯っぽく微笑む昴さん
私は頬を膨らませた


『そんな事ありませんーっ』


沖「今朝の続きはまた後で…
お化粧直ししますので
こちらの椅子に座って下さい」


そう言われて椅子に座ると
ささっとお化粧直しをしてくれた


沖「仕上げに、この赤いリップを…」


唇に赤色のリップを塗られて
お化粧直しが終わる


沖「では、ディナーを
楽しみましょうか」


そう言われて連れて来られたのが
ホテルの中にある予約制の
高級レストラン


こんな所まで…


ドレスといい、ホテルといい
完璧すぎるデートに
少しクラクラした


『こんなハイレベルなデート
それにこんな高級なディナー
初めてで緊張します…』


沖「大丈夫です
席も個室にしてもらってますので
安心して下さい」


細部に至るまでの気遣い…
昴さんはやっぱり
紳士的で素敵な方だな…





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