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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第57章 ハイレベルなデート




個室の席に案内されて
テーブルを挟んで向かい合わせに
椅子に座る


窓の外に広がる
夜景は物凄く綺麗で眺めよく
景色に見惚れていた


沖「妬けますね」


『え…?』


沖「私は葵さんを見ていると言うのに
葵さんは外ばかり見つめて…
少々妬いてしまいます」


夜景に嫉妬って…


『もう、昴さん何言ってるんですかっ』


そんな話をしていると
次々とテーブルの上に並べられる
豪華な食事


『わぁ…美味しそうっ
どれから食べるか悩みますねっ』


沖「私としては早く葵さんを
食べてしまいたい…
ゆっくり、じっくり…味わいながら」


私はその言葉に
顔が熱くなった


昴さんを見ると
じっとりとした視線を送られて
いやらしい気持ちになる


だが、直ぐに昴さんの表情が
柔らかくなる


沖「ふふっ…今は
食事を楽しみましょう」


昴さんはフォークとナイフを使い
器用に食べ始めた


優雅な仕草


口に運ばれる食材達


噛み砕かれ喉の奥へ


当たり前の食べるという行為が
いやらしく官能的に感じて
身体の奥の方がゾクっとした


沖「どうしました?
お顔が赤いですよ?」


『な、なんでもありませんっ』


私はフォークとナイフを手に持ち
テーブルの真ん中にある
肉厚なステーキを一口サイズに切り
口の中へ運んだ


緊張と、変な感情とで
味が分からなかった














ーーーーーーーーーーーーーーーー


ホテルの部屋に戻ると
昴さんはシャンパンボトルと
グラスを手に持つ


沖「食後に一杯どうですか?」


『いいですねっ』


ソファーに座りながら
昴さんはグラスにシャンパンを
注いでいく


しゅわしゅわと泡立つ
少し色のついた透明な液体


沖「はい、乾杯」


昴さんの合図で
チンっといい音が室内に響いた


一口口に含むと
香りの高いアルコールが
口の中に広がる


『飲みやすい…』


私はついつい、
飲むペース上がってしまった





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