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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第53章 浮気




『私は…
秀一さんがそこまで私の事を
想ってくれていて嬉しいです』


私は秀一さんの顔を見上げた


秀一さんは困った様な
表情をしていた


『私も秀一さんの事、
大好きですよ』


にっこり微笑んだ


すると、私の両頬を
暖かい手のひらが包んだ


だんだんと近付いてくる
秀一さんの整った顔


時の流れが急に
スローモーションに感じた


今度こそキスされると思い、
ぎゅっと目を瞑る


でもそのキスの感触は
唇じゃなくて額に感じた


さっきから物凄く
意地悪をされている気分だ


モヤモヤしていると
秀一さんから意外な言葉を聞いた


赤「…行っていいぞ」


『…え?』


赤「バイトだ
行ってもいいぞ」


ぎゅっと抱き締められて
腕の中に閉じ込められた


モヤモヤした気持ちなんか
一瞬にして忘れてしまう


『いいんですか?』


赤「ああ、ただし
盗聴器は付けてもらう」


『分かりました、
でもなんで了承してくれたんですか?』


赤「言っただろう?
束縛はしたくないと」


『でも盗聴器は付けさせるんですね』


抱き合っていた体を離されて
人差し指を鼻の頭に当たられた


赤「我慢出来ないならバイト禁止だ」


『と、盗聴器でも何でも付けますよ!』


赤「よし、それから
そのスマホも安室くんに返してくる様にな」


『分かりました!』


いい子だ、と
いつもの様に頭を撫でてくれた


私はこの大きな優しい手が好きだなぁ…


















ーーーーーーーーーーーーーーーー


事前に安室さんに連絡を入れて
久しぶりにポアロに出勤した


勿論、コナンくんが休みの日を
しっかり狙って日曜日だ


安「葵さん、久しぶりですね
会いたかったですよ」


『安室さん、すいません
中々連絡取れなくって…』


安「いいですよ、
こうして会えたんですから」


と、バックヤードで
距離を詰めてくる安室さん





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