【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】
第45章 帰宅※
ダンボールの影に
身を潜めていると
後ろから声を掛けられた
コ「逃げられると思ったの?」
背後にコナンくんが立っていた
時計型麻酔銃を構えて…
コ「赤井さんとこに帰るよ」
そう言われて
首筋にチクっと何かが
刺さった感覚と共に
急激に眠気が襲ってきた
私はそのまま意識を手放した
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気がつくと私は
懐かしさを感じる
秀一さんのベッドで寝ていた
あぁ、帰って来てしまったんだ
近くに暖かな感覚を感じ
横を向けば愛おしい彼の寝顔
窓の方を見ると
辺りはすっかり夜になっていた
私はそぉっとベッドから
降りようとしたら
ガシッと後ろから腕が
回って来てベッドに引き戻された
赤「…逃げるのか」
『…起きてたんですか』
赤「あぁ」
『このまま私を監禁しますか…』
秀一さんは私を
ベッドに組み敷いた
逃げられないように
赤「そうしたい所は山々だが
このまま監禁されたく無ければ
全部聞かせてもらおうか」
何処から何を言えばいいのか
分からなかった
赤「最初、誰に脅された?」
『…ベルモット』
赤「ホォー…それで
ベルモットはどうやって
お前にコンタクトを取ってきた」
『安室さんから
借りてた携帯からです』
もうこの際隠しようが無い
赤「俺に何も言わずに
安室くんと連絡を取っていたのか」
『…はい』
赤「…それで、周りに
危害を加えるとでも言われて
葵は俺と離れる事にしたんだな」
私は秀一さんと目を合わせて
いられなくて視線を逸らした
赤「葵が帰って
来なくなったのは安室くんにでも
監禁されていたか…」
『…はい』
もう秀一さんは全部、
分かっているんだ
すると秀一さんは
私の肩に顔を埋めて来た
赤「俺と安室くんの因縁に
葵を巻き込んでしまって
すまなかった」
意外な言葉を聞かされた
秀一さんが謝る事じゃ無い…
こんな時にでも
秀一さんは優しいんだ…
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