第42章 枯れない涙※

バーボンは私の耳に唇を寄せて
耳を舌で刺激した


『…っ…ぁあっ…』


秀一さん…


耳にかかる吐息さえ
心地良くなる


唇は首筋を滑り
ちゅっとリップ音を立てながら
胸の方へ降りて行く


『…ぁっ…んぁっ…』


私を触るのは秀一さん…


そう思い込む事で
気持ち良さを感じた


胸の先を口の中に含まれ
舌先でチロチロと舐められる


『…あっ…しゅういちさんっ…』


思わず呼んでしまった名前に
バーボンはピタッと動きを止めた


バ「…そういう事ですか…
貴女の想い人はあの赤井秀一…
赤井の為に危険だと分かっていても
組織に戻って来たんですか…」


『…そう…です』


バーボンは私の両手を
頭の上で固定した


『…いやっ…バーボン…んむっ』


バーボンに唇を奪われ
舌をねじ込まれる
無理矢理舌を絡まされ
口の端から唾液が溢れた


唇が離されると
溢れた唾液を舐められる


バ「この肩の歯型も
赤井のものですか…」


その場所をスーッと撫でられた


バ「赤井の所有痕…
いいですよ…そのまま僕を
赤井だと思えばいい
…最後までしてあげますよ」


『…やだ…やめてっ…バーボン』


バーボンは優しい手つきで
髪を撫でる


そのまま顔中にキスを落とした


秀一さんを思い出す…


嫌なのに…心地良い…


首筋を舌が這う
ゾクゾクとしたものが
徐々に身体を支配した


秀一さん…


そのまま胸の先を
口の中に含まれる


『…ぁあっ…しゅういちさっ…』


舌先で上下に動かされ
ビクビクと身体が反応した


いつの間にか手は解放されていた


指で蕾を撫でられる
円を描く様に刺激されて
下の口を濡らした


『…ぁあっ…あっ…あ…
しゅういちさっ…すき…ぁあっ』


秀一さんが好き


大好き…愛してる…


その感情に煽られて
快楽が増した


『…ぁあっ…しゅういちさんっ…
イッちゃう…ぁあああーーっ！』


呆気なくイッしまう


でも溢れ出した感情は
止まらなくて
足りないと思ってしまった



.