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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第41章 別れ




私は用意をして玄関で靴を履いた


後ろから声を掛けられた


赤「…葵、もし
帰って来なかったら見つけ出して
一生監禁してやるからな」


『…ちゃんと帰ってきますよ
行ってきます』


そう言って
玄関のドアに手を掛けると
後ろから抱き締められた


赤「俺はどんな形であろうと
お前を離さない…」


言った後そっと腕を離された


何も答えず
振り向かずに外へ出た


また泣きそうになった


とぼとぼ歩いて
安室さんとの待ち合わせ場所に
向かった


待ち合わせ場所につくと
そこにはもう既に
安室さんの車が止まっていた


助手席の扉を開けてくれて
中に入る


安「なんて顔してるんですか」


『……え?』


安「酷い顔してますよ」


そんなに私、酷い顔してるかな…


そう思って微笑んだ


安「僕の前では無理に
笑わなくてもいいですよ」


安室さんは優しく髪を撫でてくれた


その手つきが秀一さんに
似ていてぶわっと涙が溢れた


『わたしっ…っ…わたしっ…』


安室さんはシートベルトを外して
私の体を抱きかかえると
膝の上に乗せてくる


そのまま抱き締められて
安室さんの服を濡らした


安「何があったんです?」


そう聞いてくると言うことは
ベルモットが送ったメールの件は
安室さんは知らない


『大切なひとを…っ…守るために…
私を…っ…組織に連れてって…』


私は安室さんの服を
ぎゅっと掴んだ


安室さんの手は優しく
私を包んでくれる


安「…分かりました。
貴女の事は僕が守ります
だからそんなに泣かないで…」


そう言って涙を拭ってくれた




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