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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第39章 2度目の幼児化




それから安室さんには
この間渡されたスマホで
しばらくポアロに出れないと
連絡を入れた


何かあったのかと
問いただされたけど
外出禁止だと言っておいた


早く元の姿に戻りたい…


でも不安定すぎて
いつ戻れるかわからない


今後起こりえる可能性を
一つ一つ思い描いては
はぁ…とため息をついた


赤「ため息つくと
幸せが逃げるらしいぞ」


はい、コーヒーと
秀一さんはコーヒーを淹れてくれた


『秀一さん…』


秀一さんは私の隣に腰掛けた


赤「何を考えていたんだ」


『…今後の起こりえる可能性の事を
考えていました…』


赤「先の事を考えるのは
いい事だが考え過ぎだ」


それでも、今から
覚悟しておかないと…


もし、秀一さんと
離れなければならなくなった時
辛くなる…


私は手に持っていたマグカップを
テーブルに置いて
秀一さんの顔を見上げた


『もしも…離れ離れになっても
私は秀一さんの事を諦めたりしません』


赤「ああ、前にも言ったが
俺は葵を手離す気など更々無い」


秀一さんは私の頬に手を添えると
顔を近づけてくる


額にキスをされた


思っていた場所と違う所に
キスをされてきょとんとしてしまう


唇が良かった…なんて
恥ずかしくて言えるはずもなく…


秀一さんは悪戯っ子みたいな
笑みを浮かべていた


赤「どうした、不満気な顔をして」


わざと言っているのが分かる


その態度にムキになって
秀一さんのシャツを掴むと
自分の方にグイッと引き寄せて
唇に軽くキスをした


秀一さんは驚いた表情を見せたが
すぐにふわっと微笑んで
私の体を抱き寄せた


赤「…このまま誰の目にも
映らない場所に閉じ込めてしまいたい」




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