第37章 名前※

その夜、私は
自室でずっと頭を悩ませていた


ベルモットに気付かれてしまった
本当に油断していた


この事を赤井さんに言うか悩んだ
余計な心配をかけさせたくない


それにまた幼児化するかは
まだ分からない


でも、幼児化して
ベルモットに見つかって
それから…組織に連れ戻されたら…


どうしよう…


最悪のケースを常に
考えないといけない


最悪…
赤井さんの側を離れないと…


そう考えたら涙が
ボロボロこぼれてきた


.