【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】
第34章 バイト
『そんなことして
大丈夫なんですか?』
安「条件があります
その身分証はここの面接後すぐに
僕に返すこと
それから僕の言う事
ちゃんと聞けますか?」
コ「安室さん、何する気?」
安室さんの言葉を聞いて
少し殺気立つコナンくん
安「もし、僕と一緒にいて
葵さんに危険が及んだ場合
僕の指示通りに動いてくれますかと
言う事ですよ?」
『大丈夫です、約束します』
安室さんはどこか満足気な表情を見せた
安「では後日、コナンくんを通して
身分証をお届けしますので…
ここの店長には僕から伝えておきます」
『色々とありがとうございます』
安「いえいえ、僕も
葵さんのこと
色々知りたいので…」
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あれからコナンくんを通して
偽造された身分証が届き
面接を受けて見事に採用された
安室さんが店長に
口添えしたんでしょうけど…
毎週日曜の昼から夕方まで
ポアロでバイトすることになった
赤井さんに黙って…
バイトに行く日は
コナンくんと遊ぶという
口裏を合わせているから
アリバイ工作も完璧だ
これからどうやって
安室さんから
組織の情報を引き出すかが
問題なんだ
と、思っていたけど
どうやらこれが目的だと
バレていたみたいです
さすが安室様
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初出勤の日
安「…で、僕から
組織の情報を聞き出したいんですよね」
洗い物をしていると
耳元でボソッと言われ
食器を落としかけた
『…わかっていたんですか』
安「えぇ、あの沖矢昴に
黙ってまで僕に近付く理由が
それ以外あり得ませんから」
とにこりと微笑まれた
この人を利用しようと
思った事が間違いだった
『…わかっていて
何で私の話に乗ってくれたんですか』
安「貴女は謎に包まれ過ぎている
知りたいんですよ、貴女の事」
そういいながら安室さんは
お客さん達に気付かれないように
太ももを撫で上げてくる
.