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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第34章 バイト




コナンくんも子供のフリって
大変なんだろうなぁ…


安室さんが
アイスコーヒーと
オレンジジュースを出してくれた


安「…で、葵さん
彼氏さんとあれから
仲直りできたんですか?」


あれから仲直り…


あ、ここ最近色々ありすぎて
忘れていたけど
大人の姿の私と安室さんが
最後に会ったのは
米花公園で泣いていた時だ


赤井さんに酷いことを
言ってしまって…
家を飛び出して
それから公園で安室さんと
会って慰めてもらったんだ…


仲直りのきっかけを
作ってくれたのも
安室さんだ


『あの時はありがとうございました
あの後、ちゃんと謝って仲直りできました
安室さんのお陰です』


とにこりと微笑んだ


コ「あの時って…?」


コナンくんが不思議そうに
こちらを見てくる


『ほらあの時哀ちゃんと2人で
家に来た時…急に私が
家を飛び出してったあの日…』


コ「ああ、
あの時昴さん初めてあんな
焦った表情見せたんだよね〜」


そんな顔してたんだ…


嬉しいって思う気持ちと
赤井さんに黙って
コナンくんにアリバイを作ってもらって
危険な事をしようとしていることに
少し複雑な気持ちになった


安「葵さん、どうしたんです?
また喧嘩でもして僕の所に来たんですか?」


私の様子を読み取られてしまった


『違いますよっ』


出されたアイスコーヒーを
ストローでちゅーと飲んだ


安「でも、何か理由があって
僕に会いに来たんですよね?」


この人は鋭いなぁ


コ「葵さん
バイト探してるんだって
でも昴さんに黙ってやりたいらしくて
いい所ないかなぁ…て
…ね?葵さん?」


コナンくんが遠回しに
ここで雇ってあげてと言っている


『そうなんです
あんまり外出は出来ないんで
融通が利く所がいいんですが
中々見つからなくって
それに…身分証が無いから…』


と、わざとしょぼんと顔を俯けた


安「…ここで働くというなら
作ってあげましょうか?身分証」


私の事情を知ってる安室さんが
話に乗って来てくれた


こんな上手くいくとは
思ってもいなくて
驚きながら顔を上げた




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