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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第31章 大人の姿




コ「葵さん、そろそろ…」


安「貴方に聞きたい事があるんです」


コナンくんの声を遮って
安室さんは話し続けた


安「有栖川葵という
人物を知っていますか?」


一瞬ドキッとした
この事は聞かれると
思っていなかったからだ


『いいえ…名前は同じようですが…
どの様な方なんですか?』


安「…貴女によく似た人ですよ」


あぁ…あの時
バーボンに抱かれた時
あの人に似てると言っていたのは
私自身だったのか…


同一人物だなんて
言えないな…


そんな事を思っていたら
ふいに頭を撫でられた


コナンくんは
ばっと安室さんの手首を掴んだ


安「おや…
コナンくんはナイトですか
でも、僕の方が
貴女を守ってあげれます
あのFBIよりも…」


安室さんは口角を上げて
ニヤリと微笑んだ


『そうですね…』


コ「葵さんっ!」


『でも、私は
赤井さんの側に居たいんです』


安「それは残念です」


安室さんはケロっと
笑いながら手を引っこめた


『そろそろ帰りますね』


そう言いながら
赤井さんが渡してくれた
首から掛けるお財布を
手にしたら
お代はいりませんよと言われた


『ありがとうございます
ご馳走様でした』


コナンくんが私の
手を引いて前を行く


外に出ようとした瞬間
後ろに引っ張られて
思わずコナンくんの
手を離してしまった


コ「葵さんっ」


安「もし、あのFBIの側を
離れたくなったら
僕のところに来て下さいね」


と耳元で囁かれて
スッと体を離された


バッとコナンくんに
手を引かれてポアロを出た


コ「葵さん、大丈夫?」


『う、うん、大丈夫だよ』


コ「帰ろう?」


コナンくんは私の手を引いたまま
前を進んだ


『あ、でもコナンくん家
ここだから帰りは1人で帰れるよ』


コ「帰りは博士に送ってもらうから
心配しなくても大丈夫だよ
それに、コレ渡さないと
いけないから…」


と、手に持っていたのは盗聴器



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