• テキストサイズ

【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第29章 記憶の真相




赤「…もしその話が本当だとしたら
あちらの世界の葵は
どうなったんだ?」


『わかりません…
もしかしたら消えて
なくなっているかもしれません…

それでも、私は
赤井さんの側に居たかったから…
だから戻って来たんです…』


赤「そうか」


赤井さんは優しく
私の頭を撫でてくれた


コ「ねぇ、この世界の
未来がわかっていたんなら
この間の東都水族館の事も
わかっていたの?」


『……コナンくん、赤井さん
本当にごめんなさい…

記憶を取り戻してから
全てを把握しました…

暗視スコープの事も
知っていました…』


コ「じゃあ!なんで!」


『物語りを変えてしまったら
何が起こるかわからないから…

…本当にごめんなさい』


下手したら皆んな
死ぬかもしれなかったのに
私は物語り通りに
事を進めないといけなかった…


でもそれでも
皆んなを信じていたから…


あの時暗視スコープを捨てたんだ


私は許されない事をしたんだ…


涙が滲んだ
それを隠そうと俯いた


沈黙が続く


ふわっと頭を撫でられた
その手は赤井さんの手だった


『…ごめっ…んなさい…』


赤井さんの優しさに
ボロボロと涙が溢れた


赤「…葵は悪くない」


そう言いながら
優しく抱き締められる


赤「だから泣くな」


『あか、いさんっ…
こんなわたしでもっ…
そばに…いてもいいですかっ』


抱き締められる力が強くなる


赤「当たり前だ…
…いいだろ?ボウヤ」


コ「しゃーねーな…
赤井さんがちゃんと面倒みてよ」


『コナンくんっ…赤井さんっ
ありがとう、ございます…っ』


















ーーーーーーーーーーーーーーーーー


あれから数日経ち
無事に退院して工藤邸に帰ってきた


『ただいまっ!』


赤「おかえり、葵」


とりあえず、赤井さんは
私の事を信じてるかは謎だけど
一緒に居てもいい許可はでた。


ただ、私には
まだお礼を言わなきゃ
いけない人がいる


安室さん…


今度ポアロに行ってみよう





.
/ 493ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp