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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第28章 純黒の悪夢




音と声がする方へ行くと
バーボンとニット帽を被った男が
殴り合っていた


『2人とも動かないでっ!』


拳銃を構えながら言うと
ピタッと動きが止まる


バ「ティフィン…!」


赤「…葵…!」


葵…


誰それ…


私の事…?


『…ぅう…』


頭が割れるように痛い


赤「葵!」


葵と口にする
ニット帽を被った男に
照準を向ける


頭が真っ白になる


葵と呼ばれる度に
何かが溢れ出しそうで


こわい…


痛い…


照準を向けていても
男は私の方へ歩み寄ってきた
引き金に指を掛け
力を入れようとした時
拳銃を抑えられ
銃口を下に向けられた


赤「葵」


『…ぅうああああっ!』


葵と呼ばれて
全ての出来事が頭の中に蘇る


膝をついて頭を抑えた


何もかもを思い出した


こちらの世界に
来た日の出来事も全て


『赤井さん…っ!』


その人を思い切り抱きしめた


その時下から
コナンくんの声がした


コ「赤井さーん!
そこにいるんでしょ!?
力を貸して!
奴らキュラソーの奪還に失敗したら
爆弾でこの観覧車ごと
吹き飛ばすつもりだよ!
お願いだ!そこにいるなら
手を貸して!
奴らが仕掛けてくる前に
爆弾を解除しないと大変な事になる!」


コナンくんの必死な声で
全てが繋がる


今、まさに純黒の悪夢の
真っ最中だ…!


しかもこの観覧車は
本当にやばい!


安「本当か!?コナンくん!」


コ「安室さん!?
どうやってここに!?」


安「その説明は後だ!
それよりも爆弾はどこだ!」


コ「車軸とホイールの間に、
無数に仕掛けられてる!
遠隔操作でいつ爆発するか
わからないんだ!
一刻も早く解除しないと!」


安「わかった!
FBIとすぐに行く!」


そう言い終わると
くるっとこちらを向き
記憶が戻ったんですね
と言われた


『バーボン…ごめんなさい
赤井さんも…
後でちゃんと説明します』


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