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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第28章 純黒の悪夢




手が震える


人なんて撃ったこと無い


ジ「早く撃て…ティフィン」


『…ごめんね…』


バァンッ!


私はキールの肩を狙って撃った


血液と同時に針金が
キールの足元に飛ぶ


キールは針金で
手錠を外そうとしていたらしい


キー「ううう…」


バ「キール!」


ジ「ほら、どうした?キール
続けろよ…手錠外してぇんだろ?」


バ「まだ容疑者の段階で仲間を…!」


ジ「仲間かどうかを判断するのは
お前らではない…
最後に1分間だけ猶予をやる
先に相手を売ったほうにだけ
拝ませてやろう…
ネズミのくたばる様をな…」


私はどうすればいいの
頭が真っ白だ


誰を信じればいいの…


ジ「ティフィン…そのまま構えてろ
ウォッカ!カウントしろ!」


ウ「了解…60秒…」


ウォッカが腕時計を見ながら
カウントを開始する


キー「そんな脅しに乗るもんですか!」


バ「もし彼女がノックと言ったら
自分をノックと認めることになる…
そんな奴をあんたが見逃すはずがない」


ウ「50秒…」


ベレッタナノを握った手が
震えて照準が合わない


ジ「ふっ…そいつはどうかな…
俺は意外と優しいんだぜキール」


ウ「40秒…」


2人とも助ける事は出来ないの…?


ジ「仲良く互いを
かばい合ってるというわけか」


ウ「30秒…」


バ「かばうも何も僕は彼女が
ノックかどうかなんて知りませんよ!」


キー「私だって!でも、
これだけは言える!
私はノックじゃない!」


バ「それはこっちのセリフだ!」


どっちも助けられないの…?
どっちか撃たなきゃダメなの…?


ジ「さぁ…」


ウ「20秒…」


ジ「ネズミはどっちだ…?」


べ「ジン!まさか本気で…」


ジ「先に鳴くのはどっちだ…?」


ウ「10秒…9…8…7…」


私は震える手で
銃口をキールに向けたり
バーボンに向けたりしていた


ジ「さて…バーボンか…
キールか…」


ウ「3…2…」


ジ「まずは貴様だバーボン」


ウ「1…」


そう言われてバーボンに
照準を合わせた


ウ「ゼロ」


ガンッ!!!




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