【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】
第28章 純黒の悪夢
そのままジンの車
ポルシェ356Aの後部座席に乗った
ウォッカの運転で車が走り出す
その後ろにはベルモットが
バイクで付いてきていた
一体何処に行くんだろうか
しばらくすると
何処かの倉庫らしきところについた
中に入ると
バーボンとキールが
捕まっていた
『バーボン…なんで…』
どうゆうことかサッパリ
状況がわからない
ジンはゆっくりと口を開く
ジ「キュラソーが伝えてきた
ノックリストにお前達の名前が
あったそうだ…」
と、バーボンとキールに
向かって言うジンに
私は信じられないと言う気持ちで
動揺を隠せなかった
ジンは木箱の上に
腰を下ろしながらタバコを蒸す
ウ「昔のよしみだ…
素直に吐けば苦しまずに
逝かせてやるよ」
バ「ふっ…僕たちを暗殺せず
拉致したのは、
そのキュラソーとやらの情報が
完璧ではなかったから…
違いますか?」
ジ「ふっ…さすがだな、バーボン」
仲間だと思っていた人を
疑うなんて出来ない…
もうやめようよと
ジンの服の裾を握った
ベルモットが口を開く
べ「ノックリストを
盗んだまでは良かったけど
警察に見つかり逃げる途中で
事故を起こした…」
事故…
昨夜の大規模停電の原因なのか…
ウ「あげく、記憶喪失ときたもんだ」
どうやらキュラソーは
記憶喪失になっているらしい
そんなの1人にさせちゃ…
きっとこわい思いを
しているんじゃないか
キー「じゃあ、キュラソーを
奪還してノックリストを
手に入れるべきじゃないの!?」
確かにそうだ…
キー「我々が本当にノックか、
それを確認してからでも
遅くないはずよ!」
ジ「確かにな…」
ジンがこわい…
ジ「だが…疑わしきは罰する…
それが俺のやり方だ…
ティフィン構えろ…」
私はジンに言われた通り、
震える手でベレッタナノを構え
バーボン達に銃口を向けた
ジ「さぁ…裏切り者の裁きの時間だ
ティフィン…撃て」
.