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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第28章 純黒の悪夢




私は初めて
ハッキングに失敗した


上手く逃げ切ったから
発信場所などは知られては
いないはず…


その時ベルモットが
私の部屋に入ってきた


『ベルモット…ごめんね、失敗した』


べ「気にする事ないわ
貴女が失敗したらキュラソーに
行かせる手筈になっているから」


キュラソーはたまに
私に構ってくれていた
優しいお姉さんだ


『…そっかぁ…わかった』














ーーーーーーーーーーーーーーーー


夜になり、たまたまキュラソーと
アジト内で会った


『…キュラソー…ごめんね
私が失敗しちゃったから…』


キュ「良いのよ、じゃ行ってくるわ」


『うん、行ってらっしゃい…
…キュラソー、気をつけてね』


胸がざわざわする


嫌な感じがした


その夜、首都高湾岸線で
大規模な停電が起きた


それからベルモットが言うに
キュラソーからの連絡が途絶えたらしい















ーーーーーーーーーーーーーーーー


翌朝、ベルモットは
キュラソーの行方を追って
首都高湾岸線付近へ行った


ジンもウォッカもいない


バーボンも…


みんなどこ行ったんだろうか


部屋に設置された
小さなテレビをつけると
東都水族館リニューアルオープンの
特集番組がやっていた


水族館かぁ…


すると、組織に持たされていた
携帯が鳴る


ベルモットからの着信だ


『もしもしベルモット、どうしたの?』


べ〈キュラソーが見つかったわ〉


『ほんとっ!?何処で見つかったの?』


べ〈東都水族館よ、
すぐに回収して帰るから
大人しく待っていないなさいよ〉


『うん、わかった』














お昼が過ぎて
ジンとウォッカが帰ってきた


ジ「ティフィン仕事だ
お前の拳銃と念の為
ライフルも用意しろ」


私はベレッタナノを
ジャケットの内側にしまい
ライフルバックに
レミントンM700を入れて
それを背負った




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