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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第3章 小さな探偵




『私が食器洗いますので』


隣に立って食器を洗おうとする
赤井さんの手を制止させた


赤「じゃあ、お言葉に甘えようか」


そう言い残し
ダイニングルームを出て行った


コナンくんと二人っきり


後ろから嫌な視線を感じるが
気付かないふりをして
食器を洗う手を動かした


コ「葵さんって何者なの?」


一瞬手を滑らせて
食器を割りそうになる


コ「凄く動揺してるみたいだけど?」


鋭い指摘をされる


『…私は何者でもないよ
赤井さんが身元とか洗いざらい調べて
明日にでも教えてくれるよきっと』


呟くように言い
食器を全て洗いきり
テーブルを挟んで
コナンと向き合って座る


コ「葵さん怪しすぎ…」


『そうだよね…自分でもそう思う』


コ「分かってるならなんでっ」


『言えないよ…』


私はこの世界の住人じゃない


…なんて


『食後のコーヒーでも飲む?
あっ、コーヒー飲める?』


重い空気になりそうなのを
切り替えるように
明るめのトーンで言いながら
立ち上がる


コナンくんが
コーヒー飲めることなんて知ってるけど
一応子供扱いした


コ「飲めるよ…子供扱いすんな」


コナンくんが拗ねた


それが可愛すぎて
側によりコナンくんの頭を
ぽんぽんと撫でた


コ「だからっ!子供扱いすんなってば」


小さい手で払いのけられ
ごめんごめんと軽く謝った


『コーヒーコーヒーっと…
どこにあるんだろ』


引き出しや棚を開けては閉めを
していると後ろから


コ「その右上の棚の中」


と教えられた


何で知ってるのかは
もう突っ込まないでおく事にした


『あったあった!』


お湯を沸かして
コーヒーを注いで
テーブルに用意する


また向かい合い
あったかいコーヒーをすする


コ「……葵さんって
黒ずくめの組織の仲間なの?」





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