• テキストサイズ

【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第3章 小さな探偵




『…ゴホッ…ゴホッ』


盛大にむせた


コ「葵さん大丈夫?」


『…ゴホッ…大丈夫』


ほんと突拍子もない質問


私が本当に組織の仲間だったら
今頃コナンくんと
優雅にお茶なんてしてないよ


コ「そんな動揺するって事は
組織のこと知ってるんだよね?」


『知ってるよ?
けど…何も教えれない、ごめんね
でも私は組織の人間じゃない
貴方たちの敵ではない
…これだけははっきり言える』


そうしっかりとした言葉を伝えたら
コナンくんは大きな目を
さらに大きくしていた


コ「そっか…」


この物語を変えてしまえば
何が起こるかわからないし
元の世界に帰れなくなるかもしれない


だから今はこう言うしかないんだ


すっかりコーヒーも飲み終えて
再び食器を片付けていると


ダイニングルームの扉が開いて
赤井さんじゃなくて
沖矢さんが姿を現した


『あれ、赤井さんその格好…
どこかに出掛けるんですか?』


沖「えぇ。貴女の生活に必要な物を
揃えなくてはいけませんからね?」


家にいるのに
もう、完璧な沖矢昴になりきっている


沖「ほら、貴女も行きますよ
用意してください、これを」


と渡されたのは
いつのまにか洗濯乾燥を終わらせた
今朝まで来ていた自分の服


沖「ボウヤもついて来ますか?」


コナンくんの身長に合わせるように
屈みながら質問する沖矢さんに対して


コ「ううん、ボクもう家に帰るよ!」


そういうと帰る準備をし始めたコナンくん


私も洗面所に行き
服を着替え適当に髪をまとめ
玄関の方へ行く


そこにはもう二人が
靴を履いて立っていて


沖「それでは出掛けるついでに
コナンを家まで送ってってあげますよ」


子供に対しても紳士な対応に
感動しながら重大なことに気がつく


そういえば今この物語は
どの辺まで進んでるんだろう?


赤井さんはコナンくんの
正体に気付いているのかな?


前に住んでいた家は
火事で燃えたっていってたから
物語はそれ以降後だよね…?


うーん…と考え込んでると
目の前に手を差し伸べられ


沖「ほら、葵さん行きますよ」


と言われ靴を履き手を握り返した


.
/ 493ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp