【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】
第25章 記憶喪失
べ「えぇ、それで
この子の面倒を見てほしいの」
バ「僕がですか?」
べ「そうよ、何か問題でもある?」
圧をかけるベルモットに
知らない男の人…
『ベルモット…この人は誰?』
バ「僕はバーボンと言います
よろしくお願いしますね」
にこりと微笑まれて
優しい人なんだと思った
べ「ついでにこの子の身元も
調べておいて
貴方そうゆうの得意でしょ?」
バ「えぇ、まぁ」
べ「じゃあ、そうゆう事だから
よろしく、バーボン」
そう言いながら
ベルモットは部屋を出て行った
次はバーボンという男と
2人きりなった
バーボンはベッドに腰掛けて
優しく頬を撫でてくれる
何だかそれが懐かしく思う
バ「名前も覚えていないんですか?」
『うん…わからないの』
バ「そうですか…
お腹空きません?
何か食べに行きましょうか」
『うんっ』
私はベッドの下に置いてあった
小さな靴を見て
きっと私のだろうと思いそれを履いた
バーボンは私を抱き上げてくれた
部屋の外を出ると
長い廊下が続いていて
何だか大きな建物の中に居るらしい
外に出ると真っ暗で
夜だと気付いた
白い車に乗せられて
車が発進する
バ「君は赤井秀一という名前に
聞き覚えはないかい?」
赤井秀一…
『んー…わからない
その人がどうしたの?』
バ「分からないならいいんです」
さ、着きましたよと
言われて車を降りると
そこは何だか怪しそうなお店だった
手を引かれて中に連れていかれる
中は沢山のお酒の便が並んだ棚に
店員らしきおじいさんが1人
カウンターでグラスを吹いていた
バ「マスター、この子に何か
食べ物を用意してくれませんか?」
マ「かしこまりました」
カウンターに座ろうとするバーボン
その隣に座ろうとするけど
椅子が高くて座れない
そう思っていると
体が宙に浮いて
バーボンが椅子に座らせてくれた
バ「ここは僕の秘密の場所なんで
ベルモットにも言っちゃだめですよ」
バーボンは人差し指を唇に当てて
ウインクをしてきた
『うん、わかった!
秘密にするねっ』
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