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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第24章 緋色の帰還




めちゃくちゃスピード出して
車を走らせるキャメルさん


私はぎゅっと
赤井さんの服を掴んだ


すると優しく頭に手を添えられて
大丈夫だ、と言われてるようで
少し安心した


その時


キャ「クッ…」


ジョ「ウソッ…
車でバリケード!?」


公安の部下さん達が
前方でバリケードを作っているみたい


あー、そうゆうシーンあったな…


まてよ、これって
キャメルさん片輪走行するんじゃ…


キャ「舌を噛まないように、奥歯、
噛みしめててくださいよ!」


やっぱり…


キャメルさんはジョディさんに
言ったけど私も一緒に
奥歯を噛み締めて
赤井さんの服を掴んだ


赤井さんが私を抱き締める力が増すと
車体がガンッと岩に乗り上げ
左側の前輪と後輪だけで走行する


バリケードを突破したあと
バウンっと車体が元に戻った


あー…こわかった…


キャメルさんとジョディさんは
公安の人たちが何者なのか
分かってない様子。


コナンくん達は
今頃、安室さん、いや
降谷さんと交戦しているんだろうな
大丈夫かな…


キャ「まずい…ハンドルが
右に右に取られてしまう…」


ジョ「どういう事?」


キャ「多分さっき岩に
乗り上げた時に
タイヤとホイールがダメージを
食らって、リムが曲がり
タイヤのエアが
漏れ始めているんです…」


ジョ「えぇ!?」


キャ「このままじゃ追いつかれる!」


そろそろ赤井さん出た方が
いいんじゃないの…


ジョ「キャメル!何とかして!
すぐそこまで迫って来てるわよ!」


キャ「何とかしてって言われても…
クッ…こんな時、赤井さんなら
何とかするでしょうけど…」


ジョ「シュウ…一体どこで
何やっているの…!?」


後部座席で少女を
抱き締めてますなんて
言えないな…


そろそろ限界だろうし
早く出てあげてよ…と
赤井さんを見上げた


するとニヤリと口角を上げて
頭を撫でられる


公安の車が両サイドと
後ろに囲まれて
もう逃げられる事が
出来なくなっている


ジョ「もうダメ…」


ジョディさんの
諦めの言葉と同時に
赤井さんが上体を起こして
私を隣に座らせた




赤「屋根を開けろ…

開けるんだ、キャメル…」




赤井さんのカッコよさに
どくんっと心臓が鳴った


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