第24章 緋色の帰還

『あの…この体勢じゃないと
ダメなんですか…』


私は赤井さんに小さな体を
抱き締められる形で
後部座席のシートに
横になっていた


赤「駄目だ、大人しくしていろ」


『はい』


しばらくすると
ジョディさんとキャメルさんが
車に乗ってきて
ジョディさんが助手席
キャメルさんが運転席
私たちに気付かずに車が発信した
















キャ「らっ、来葉峠！？
赤井さんが奴らに殺された場所に
今から行くんですか！？」


ジョ「ええ…行けば何か
つかめる気がするのよ…」


事は原作通りに進んでるようだ
ちゃんと車は来葉峠に向かっていた


ジョディさんとキャメルさんは
赤井さんの死が偽装だった事を
順に考察して行ってるようだ


キャ「……という事は、つまり…
来葉峠で頭を撃たれて
車ごと焼かれたあの遺体は…」


ジョ「ええ…楠田陸道の
遺体だったってわけ…
状況はよくわからないけど、
恐らくシュウは…
自分と同じ服を着せた遺体を
車に乗せていて…
水無伶奈に撃たれたフリをして
タイミングよく遺体と
すり替わったんだわ…」


明かされる真実


ジョディさんの方は
この計画を企てたのが
コナンくんだと
気付いた様だった


例え中身が高校生でも
頭脳がチートすぎるだろほんと。


キャ「少し飛ばしますよ…」


ジョ「えっ？」


キャ「後ろから妙な車が
つけて来ているんでね…」


どうやら公安の部下さん達が
お出ましになられたようだ


それに気付いたキャメルさんは
車のスピードを上げた


それでもキャメルさんは
口を開いた


キャ「それで、その後の
赤井さんはどこで何を？
心当たりのある人とか
いないんですか？
口癖が赤井さんと同じとか…」


ジョ「口癖？」


キャ「ホラ、赤井さん、
よく言ってたじゃないですか…
＂50・50だからお互い様だ＂とか…」


ジョ「あーーっ…！
彼よ、彼！前に話したでしょ？
米花百貨店でぶつかった
眼鏡の妙な男の事！」


どうやら赤井さんが
沖矢昴に変装していた事も
分かったみたいだ


さてと、ここからは
カーチェイスの始まりだな


キャメルさんの運転を
私は信じてる



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