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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第22章 おもちゃの指輪※




沖「今の葵さんには
ぴったりですね」


『それはおもちゃが
お似合いって事ですか』


沖「いえいえ、大人になったら
素敵な物を用意してあげますよ」


にこりと微笑まれて
物凄く照れた


まだお互い好きとは
口にしていないし
正式にお付き合いしようって
話もしていないのに…


ん?自意識過剰なのかな?


ただ私に似合う指輪を
用意してくれるだけであって
ペアリングとか
エンゲージリングとかの
類いではないのか…


うん、そうだよね


自意識過剰だったわ
恥ずかしい


『楽しみにしていますねっ』


にこりと微笑み返した


すると沖矢さんは
ゆっくり顔を近づけてきたと
思うと唇に軽くキスをしてきた


沖「あまり可愛いこと
言わないでください
ここで襲ってしまいそうに
なりますから」


そう言うと
ハンドルを握り
車を発進させた


何のことだか
さっぱり分からない


でもこれだけは分かる


ここで、しかもこの体で
襲われたらたまったもんじゃない


私は身の危険を感じながら
工藤邸に帰ってきた


帰ってそうそう
抱き上げられて
リビングのソファーに
座る沖矢さん


沖矢さんの上に
跨るような形で
座らされる私


『ええっと…これは…』


沖「お礼のキス待ちです」


『え…本気ですか』


沖「えぇ、
感謝の気持ちがあるのなら」


ずるい言い方をされた


感謝の気持ちしかない


そんな言い方されて
断れるわけない…


私は沖矢さんの両頬を
両手で包んで
ゆっくり顔を近づける


目を瞑って
唇に軽く触れるだけの
キスをした


『こ、これで勘弁して下さい…
いつもありがとうございます』


沖「…全然足りませんね」


そう言いながら
沖矢さんに唇を奪われた


ちゅっ、ちゅと
唇を啄ばむようなキス


少し唇が離れた


それでも鼻先が
触れそうな距離


沖「舌出して下さい」


言われた通り、
舌をべっと出すと
それを食べられてしまう


舌を強く吸われたかと思うと
今度は舐め取られた


『…ぁっ…んんっ…』


思わず声が漏れる


甘くて長いキス


ようやく離れたかと思うと
そのままぎゅっと抱き締められた




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