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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第21章 看病※




しばらくすると
赤井さんが手に何かを持って
部屋に戻ってきてくれた


どうやらお粥を
作ってきてくれたらしい


こうゆう時料理ができる男性は
素敵だと思う


赤「起きれるか?」


『…大丈夫です』


上半身を起こそうとしたら
赤井さんが背中を支えてくれた


赤井さんは
スプーンを握って
お椀の中のお粥を掬う


ふーふーと冷ましてから
私の口元にそれを持ってきた


赤「口開けろ、あーん…」


あーんしてくれる赤井さんに
戸惑いながらも口を開けた


『あーん……美味しいです』


赤「いい子だ」


優しく微笑んでくれる赤井さんに
きゅんと胸を締め付けられた


余計に熱が上がりそうだ


そんな調子で
食べさせてくれるもんだから
全部平らげてしまった


下手に解熱剤を飲むと
返って危険かもしれないから
栄養ドリンクだけ飲んで
再び横になる事にした


子供の体だと
体力も少ないだろうし
今は安静にしていよう


赤井さんは私の横に座って
冷えピタを張り替えてくれた


赤「俺が付いててやるから
ゆっくり寝ていろ」


『…はい、ありがとうございます』


そう言って
再び瞼を閉じた














次に目を覚ました時は
お昼過ぎだった


赤井さんは隣で
本を読んでいた


赤「具合はどうだ?」


『…大分良くなった気がします』


熱を測ると
少し下がっていた


でもAPTX4869の改良型を
飲んでから数時間経つと言うのに
幼児化は元に戻っていなかった


喉が渇いたと思い
ベッドの横のチェストの上に
置いてくれてあるペットボトルに
手を伸ばそうとしたら
赤井さんにそれを奪い取られた


ペットボトルのキャップを
開け、中の液体を口に含むと
赤井さんは私に口付けてきて
口内へそれを流し込む


『…んっ…』


私がお酒に酔った時に
飲ませてくれたように
口移しで飲まされた


そのまま私の小さい口の中に
舌をねじ込んで口内を荒らす


『…ん、ぁ…は…』


ようやく離されたと思うと
ふわりと微笑んで
可愛い、なんて言ってくるから
顔が余計に熱くなった





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