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【R18】Morning Glory Fizz【赤井秀一】

第18章 イチゴ




テーブルの上に用意された
イチゴのショートケーキ


皆んなで頂きますをする


フォークを握って
イチゴにぶっ刺して
それを口に運んだ


甘酸っぱい酸味が
口いっぱいに広がる


沖「おや、葵さんは
ショートケーキのイチゴは
先に食べる派ですか?」


イチゴを堪能していると
そんな事を沖矢さんが言ってきた


『誰かに取られる前に
先に食べる派です』


そう答えた


沖「奇遇ですね
私も誰かに取られる前に
先に食べ尽くすタイプです」


ニヤリと口角を上げて言う沖矢さんは
言ってる意味が違う気がする


なんだか沖矢さんの時は
色んな意味でノリノリだなって思う


哀「ほら、江戸川くんも
早くしないと
誰かに取られるわよ」


コ「う、うるせーよ」


意味を察した哀ちゃんは
コナンくんに蘭ちゃんの事を
言っていて何だかほのぼのした


ケーキも平らげ
子供達とわいわいお話ししていると
歩美ちゃんに唐突な質問をされる


歩「葵お姉さんは
昴お兄さんとどこまでしたのー?」


『なっ…!』


最近の小学生はこわすぎるっ!


元「手繋いでデートとかしたのかよ?」


手は繋いだけど
あれはデートと言うのか…


初めて沖矢さんと出会って
生活用品を買う為に
買い物に行った日のことを
思い出した


あれはデートじゃないな…
そう思い口を開こうとしたら
沖矢さんに先を越される


沖「手を繋いでデートしましたよ
ね?葵さん」


何だか物凄く圧をかけてくる沖矢さんの
言葉を否定出来なくて
こくりと頷いてしまった


コナンくんと哀ちゃんを見ると
ジト目で私を見ていた


そんな顔で見ないでくれ…


なんやかんやで
質問攻めされて疲れてきた頃
外は陽が落ちかけていた


沖「そろそろ皆さん帰りましょうか
送っていってあげますよ」


足が治ったら
またゲームをする約束をして
リビングから子供達を見送った


沖「葵さん、呉々も
安静にしていて下さいね」


すぐ戻ってきますからと
付け足して沖矢さんは
子供達に見えないように
おでこにキスをしてきた






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