第4章 初めまして
しばらくお互い見つめ合う?
とにかく、見つめ合ったままどちらも目が離せずに居た
それを壊したのは女の子の声だった
「蛭魔くん!!!そんな所で何やってるの?」
「!!チッ…なんだ糞マネ…」
「もう!その呼び方辞めてって言ってるでしょ?!!あら?貴女どちら様??」
『あっ!えっと!私、あの!怪しいものではなくて!!あの!』
イキナリ現実に引き戻されテンパっていると
後ろから
「姉ちゃん????!!!」
『ッッッ!…セナッッッ!!!』
「え?なんで姉ちゃんが居るの?って言うか…え?」
「はあ?」「はあ?」「はぁぁぁあ?」
「ちょ、待てよセナ!お前姉ちゃん居たのかよ!」
「ふんごー!」
「えー!セナ君のお姉さんなの?」
「待て待てこの美人が」「セナの」「お姉様だと?」
「「「ありえねえ」」」(ハァハァ三兄弟)
「え?セナ?セナにお姉さん居たの?私知らないわよ?!」
「なあ!セナ!本当にこの人お前の姉ちゃんなのかよ?!」
「そうだよ?昨日アメリカから帰ってきた1つ上の姉ちゃんなんだ!!」
『えっ、あ……小早川凪です…あの、初めまして』
「美人MAX…セナ…お前…全然似てないのな?」
「自分でも思うから辞めてよモンタ…」
「それより!何で姉ちゃんがココ(学校)に居るの?!」
『本当は王城に編入するつもりだったんだけど…昨日セナが泥門に行ってるって言ってたでしょ?だから…私も泥門に編入しようと思って!お母さんは先生方と手続きの話してるし、セナは朝からアメフトの練習行ったって言ってたから…練習見ようと思ったらグラウンド分からなくて!そしたらケルベロス君ってワンちゃんが…あ!天才犬なんだよ?そのワンちゃんがね?教えてくれそうだったんだけど足早くて力尽きて!そしたらアメフト部の主将だってあの人と話してて兎に角!今に至るの!!!』
「なんかよくわからないけど…姉ちゃん…!!!泥門に来るの?」
『うん!そのつもりなんだけど…ダメ?』
「全然!寧ろ凄く嬉しいよ!」