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アイシールド21

第15章 優しさに包まれて



『何も無い部屋ですが……』

「……本当に何もねえな?ベッドだけか?」

『荷物は新居に運びたくて空けてないんです(苦笑)』

そう言いながらガラガラの部屋に置かれたベッドへ座る

「……聞いた…お前の話…糞親父からな」

『へ??』

「………」

『妖一さん?』

「…凪…辛かったな」

『っ!!!!なんで……』

「コレからは…辛い時も、悲しい時も、楽しい時も、嬉しい時も…喜怒哀楽全部俺が聞いてやる…だから無理して溜め込むんじゃねえ…」

『妖一さん……』

「だから、ずっと着いてこい」

『っ……はいっ……』

「ケケッ…この先何があっても護ってやる」

『カッコよすぎです!ズルい』

「ケケッwww」

『…っ!もう23時?!妖一さん!明日朝練ですよ!』

「ああ、今日は泊まる」

『へ?!』

「…お前の両親には許可済だ」

『いつの間にっ!!』

「ケケッw」

『因みにどこで寝るんでしょうか…』

「お前のベッド」

『じゃあ私はリビングで!』

「何もしねえから一緒に寝るぞ」

『普通に恥ずかしいです!!!!』

「ケケッwww今はまだ何もしねえ」

『今はって何ですか!今はって!』

「ケケッwww」

そう言いながら少しばかりじゃれた後
仲良く就寝することに
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