第10章 カメレオン??
グラウンドへ向かうと既に
皆が集まっていて
賊学の皆様も到着していた
私はベンチから離れるんじゃねえぞ!と言う妖一さんの言いつけ通り
ベンチで大人しくしていると
妖一さんと葉柱さんがグラウンドで何かを話していた
「ケケケッ…尻尾まいて逃げたのかと思ってたがな?」
「カッ!!今日こそ捻り潰してやるよ…!!!」
「ケケケッ…威勢だけはいいんだな?糞カメレオン」
「……??!!あ?ありゃ……新しいマネージャーか?」
「ケケケッ…俺専用だがな?」
「……(すげえ美人じゃねえか!)…(ニヤリッ)普通に練習試合してもつまらねえ!賭けをしねえか?」
「……賭け…だと?」
「俺達が勝ったら…あのマネージャーを賊学の…嫌、俺の専属マネージャーにする」
「お前らが負けたらまた奴隷な?ケケケッ」
「カッ!!!上出来だ」
「おい!糞ガキ共!集合だ!」
「「「「「おお!」」」」」
「この試合負けたら凪は賊学のマネージャーになる」
「は?」「はあ?」「はぁぁあ?」
「ひ、蛭魔さん…それは一体…」
「俺達が負けたら条件として凪を葉柱の専属マネージャーとして渡すって話になった」
「「「「「「えええぇえ!」」」」」」
「いいか?糞ガキ共!!!死んでも勝つぞ」
「(姉ちゃんが葉柱さんの専属マネージャー?)負けられないっ」
「賊学に負けるかよ!」
「「「俺達の凪先輩は死守する!」」」
「ケケケッ…いいか?俺達は倒すんじゃねえ目の前の敵をぶっ殺しに来たんだ!……(スゥッ)……ぶっ殺す!!!YAーHAー!!!」
「「「「「「YAーHAー!!!」」」」」」
そのころ何も知らない凪は掛け声を聞いて
『……掛け声…斬新…カッコイイ……』
悠長にそんな事を呟いていた