第10章 カメレオン??
お昼に賊学との練習試合があるって聞いて
データの整理をしていたら
つい、お昼ご飯を食べ損ねてしまった
『…どうしよう…お弁当…折角作ったのに食べられなかった…』
そう呟きながら
賊学の皆様が来るまで
部室待機をしていると
「凪……何1人でブツブツ言ってやがる」
『!!妖一さん?!!…実は……』
お昼ご飯を食べ損ねてしまった話をすると
「……お前が作ったのか?」
『そうですけど…?』
「俺も昼飯食えてねえからそれ食わせろ」
『人様に食べさせられるものじゃないです!』
「……(パクッ)……」
『……(あ!卵焼き!!)…あのー……』
「……うめえ」
『お世辞でも嬉しいデス……』
「……(ニヤリッ)明日から俺の分も追加な」
『へ?!妖一さんのお弁当ですか?』
「拒否権はねえ」
『……嫌いなものとかは……』
「……甘いもん」
『えっと……卵焼き少し砂糖入れてるんですけど…』
「あれなら食える」
『えっと……好きな食べ物は?』
「お前が作ったもんならなんでもいい」
『///////そういう事は…彼女さんとかに言うものです!』
「ケケケッw生憎…お前で手が回らねえからな?」
『どう言う意味ですかっ!!!』
そう言うと妖一さんは
「ケケケッ…ペットの世話は…ちゃんとしねえとな?」
『っ!!!///////意味がわかりません!!!!』
「……分からねえか?……」
『///////か、からかわないでください///////』
「ケケケッw明日から弁当宜しくな?w」
意地悪な笑いをしながら
部室を出る妖一さんを追いかけるように
グラウンドへと向かった