第7章 チッ、あの女…っ!
「よし!ロー!力になるわよっ、子供達を救いましょう」
意気込むエリナへローは決定的な観点の違いを感じ釘を刺す。
「俺は餓鬼の救済は二の次だ。だがまぁジョーカーの足元を崩すにはその科学者は潰す予定にある。そうすれば必然と餓鬼共も解放出来るだろうな」
「一石二鳥ね、場所は分かってるの?」
「今すぐどうにか出来る問題じゃねぇんだこれは…とにかく今は条件を揃えねぇと話が進まない」
「条件…どうしたらいいの?」
ローは不敵にほくそ笑む。
「真っ向勝負なんて馬鹿な事はしねぇ…まずはそうだな…海賊の心臓でも100程を土産に王下七武海に介入して見せようか」
「うえ、趣味悪…、でも子供達が犠牲になるのは許さない!いつでもなんでも言って!力になるから」
「…あぁ」
未だ奮起しているエリナにローは小さく笑った。