第28章 え、そう?喋る熊よりマシじゃない?
ロードナイト・エリナ
趣味、
掃除・整理整頓。
「あ〜!もう汚すぎる!」
「確かにこの埃はやべぇな、正直ここまで酷いとは…」
エリナとペンギンは倉庫もといガラクタ部屋の掃除をしていた。
なぜこんな事になったかと言うと。
「ねぇペンギン、棚が欲しいんだけどなんか作れない?」
「棚?あー…それなら倉庫に使ってないのがしまってあったっけな?」
「お、マジで⁉見る見るー」
ギィーと古びた音と共に滅多に開かれない倉庫の扉は開かれた。
「…うっわ〜」
「………」
その会話を最後にエリナのお掃除スイッチが入り今に至る。
「てか何で俺も一緒なんだよ!」
「うるさいわね。こういうのは協力してやった方が早いのよ」
モップで床を磨くペンギンはマスクをしながらハタキを片手に埃を払うエリナを見ては面倒臭い事になっちまったな〜と心の中で叫ぶのであった。