第8章 白
「きゃう!?」
「最初は痛いかもな、勘弁してくれ…!」
重力が急にかかると、さっきの一点に身体が落とされる。
痛さと一緒に、確実に上回ってくる、わからないもの。
いつも以上の擽ったさ。
丁度欲しかったものに、手が届くような。
「ひゃああ…っ!!!」
ゴツゴツと、奥で音をたてて攻め立てられる。
「ああ…っ、あ、く、ぁ…っ!!」
水の音が一際大きくなると、自分の身体に急に違和感を覚える。
「…っ!!要さん…っ!!だ、だめっ!!」
「やめるわけねーだろ…!」
「ああぁぁっ!!!だ、だめ、でちゃうからぁぁ…!!」
「勝手に出せ!」
「んぅ…!あっ、いや、いやあっ…!!!!!」
ビクッと身体が跳ねて、果てたのだと思ったと同時に、繋がってるところから水が吹き出る。
幼い子供のようなそれに、羞恥心が襲ってきて、顔を隠すように覆った。
「はぁ、あっ……」
「派手にイったな」
「…っ、や、い、言わないでぇ…」
手を無理やり退けられ、羞恥の涙が流れそうなのを堪えながら要さんを見上げた。
「…っ」
要さんは急に私をベッドに下ろし、顔をまじまじと見ながらまた私の身体を翻弄していく。
「その顔、クるな」
「やっ!まだ、だめっ…!う、うごいちゃあっ!」
ナカがまたひくひくと痙攣し、ますます過敏になっていく。
弱いところを擦られるのがたまらず、声が抑えきれない。
「あああっ!やぁ…あっ、あっ!」
打ち付けられるのも、ぐりぐりと乱されるのも、頭が真っ白にされていく。
たまに優しく、汗ではりついた髪を取り払ってくれたり、指を絡ませてくれるのが、満たされるような気持ちよさに変わっていく。
全てが快感に繋がっていきそうな自分の頭が怖くなる。
このまま、生きていけなくなりそうで。