• テキストサイズ

【BRM】太陽と鼠【裏】

第5章 紅


「ひゃあっ……っ」
「力、抜けって」
「ごめん、なさ…っ、はぁ…ん、できな、…ぃっ」
どうしたらいいかわからずに戸惑っていると、ちっ、と舌打ちされて身体を反転させられる。
「!?」
お尻を持ち上げられると、深くまでソレは私のお腹に進行した。
圧迫される内臓が息苦しく、擦れる奥が気持ちよくて、頭がはじけそうだ。
手が前に周り、私の一番敏感な部分を触られる。
「きゃぁぁああ!!!」
足が震えて膝に力が入らない。
それを狙ったかのように、更に奥深く、根本まで私にキた。
串刺しにされてしまいそうな痛みと、満たされる気持ちよさに、ただひたすら、喘ぐしかない。
身体の力はもう入らないのに、本能のせいか、自分の好きなところに腰だけは勝手に動く。
腕を引かれ、繋がったまま、背中と胸板が密着させられる。
「ぁあああ!!」
何回目かわからない果てを迎え、また痙攣する身体を抑えようとシーツに飛び込んで爪を立てた。
後ろの人が胸を鷲掴みにしながら、また一段と深く、上から下に沈めるように楔を打ち込んでくる。
「っ、はっ、ぁ、あっ、ぁ…っ!」
ナカで膨らんだ先端がわかる。
ひくひくと脈を打つかのように動き、終りが近いのをぼんやりと感じた。
「要さ、っ…!いっしょが、いっしょが…っ!」
この前のように、愛しているかのようにしてくれと、必死に訴える。
激しくなった動きに息するのもやっと。
「ん、やぁ…っあああぁぁっ!!!!」
「…っ」
背中に熱いモノがかかる。
息を整えながら、全身の震えがおさまるのを待つしか出来ない。
不安とか、怖いとか、色んなことたくさん考えてたのに。
幸せで溶けてしまいそうだ。

/ 74ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp