第9章 Chime7
そこからは冷めないうちに、とみんな食べることに集中してラーメンを完食した
ちなみにスガさんは食べている途中に大将が持ってきた唐辛子の粉末だと思われる赤い粉をどばどば投入しスープまですべて飲み干した
エイリアンの食事かと思った
お店も混んできたので早めにお会計をし出ることにする
自分の分を払おうとするとこれくらい誘った店長に払わせなさい!とスガさんが払ってくれた
エイリアンとか思ってすみません、ご馳走様です
「はー今日も大将の激辛は最高だったべー」
「スガさんご馳走様でした、辛党だとしてもあのレベルは凄いです」
「…俺は絶対無理…」
雑談しながら歩き、今の時間は22時を過ぎたところ
東峰さんは明日仕事があるようで先に帰宅した
こちらも解散しようとするとスガさんからちょっと話してくべーと誘われ近くの公園のベンチに座る
「いきなりだけどさ、名前ちゃんなんかあった?」
「え?」
「今日バイト中ときたま上の空だったべ?なんか悩んでるならおっちゃんに言ってみ?」
「ふふっおっちゃんって…悩み、といえばそうですね」
スガさんに心配を掛けていたとは思わなかったな
リエーフとも面識があってわたしが幼馴染とも知っているし相談して見る事にした