第10章 Chime8
「わたしも買い物!この前名前が髪の毛アレンジしてくれたでしょ?それでわたし自分でも色々挑戦してみようと思ってこう、なんといいますか髪の毛を止める、えっと…」
「バレッタ?」
「そう!最近名前もよくつけてるやつ!あんなかんじのわたしも欲しいな〜ってさ、えへへ」
可愛い、、、
「そしたら折角だし一緒に探さない?わたしもピアス新しいの欲しかったし!」
「うん!!」
そこから最初はひとかのバレッタを探そうと普段の服装とひとかのイメージに合うものを選ぶ
かなり悩んで絞られたのは二種類
ひとつはシルバーの華奢なデザインで中央に細かくストーンが乗り、端に1つ星がついているシンプルなもの
もうひとつはゴールドで枠だけ型どられた星が3つ横に並んでいるタイプのもの
二人でうーんと首を唸りながら悩んでいると
「谷地さんはこっちのほうが似合うと思う!」
と横から知らない手がゴールドのバレッタを取りひとかの髪に宛てがう
「うぇっ!?ひ、日向!?」
「谷地さん久しぶり!えっとお隣の子ははじめましてですね!日向翔陽です!」
しょうよう…なんか聞いたことある気がするけどなんでだろう
「名字名前です、宜しくお願いします!」
「あれ、名前ってなんか聞いたことあるような…「日向ーーーー!!」」
日向くんの言葉を遮り聞こえた声にあれっと思うと
「いきなりどこ行くんだよーって……あれ、名前?」
リエーフが現れた