第9章 Chime7
「スガ…ほんとにソレ食うのか?」
「うん!」
……恐ろしい
東峰さんと冷や汗を掻きながら目を合わせれば丁度わたし達の頼んだ豚骨ラーメンもきた
「「「いただきます」」」
早速食べ始めると自分好みの味でつい箸が進む
「名字さんって美味しそうに食べるんだね」
夢中になって食べていれば東峰さんが笑いながらこちらを見ていた
「あっつい美味しくて夢中で食べてました…すみません」
「なんであやまるの?可愛かったよ」
「っ!?」
さらっとなんて事を言うんだこの人は
顔から耳まで熱が上がるのがわかる
その顔を正面から見たスガさんがニヤニヤしてるのがわかるから顔を上げたくない
「旭〜名前ちゃん照れてるからあんまそういうこと言うなよ〜」
「え…あっ!!えっと、そういうことじゃなくて!いやっあの…」
少し経って気付いたのか東峰さんまで真っ赤になった
収集がつかないし恥ずかしい
でも照れて慌ててる東峰さん可愛いな、と
新しい表情を知れて嬉しくなった