第9章 Chime7
「えーっと今日はお仕事お休みだったんですか?」
「仕事が終わった頃を見計らったようなタイミングでスガから連絡がきたんだよ…」
「えっ、スガさんとお知り合いなんで…」
「旭おそいべーー!」
わたしの言葉に被さるように近づいてきたスガさん
本当に二人は知り合いらしい
そして二人は二言三言話すと東峰さんにコーヒーを渡し席に案内していた
「よし終了!」
東峰さんがきたのは丁度ラストオーダーの時間でその後30分でクローズ作業が終了した
今日のクローズはわたしとスガさんだけで、スガさんというと他にお客様もいない為東峰さんと席で談話中だ
一応クローズ作業が終わった事を伝えにスガさんに声を掛けようとテーブルに近づくとまたもや満面の笑顔でこちらに顔を向けるスガさん
「名前ちゃんこの後暇?」
今日は金曜日、明日の予定は特になし
空いてるけどお腹すいたんだよなぁ
「一応、暇です」
「じゃあ3人でご飯いこ!」
「はい……はい?」
「え"っ?」
わたしの驚く声に東峰さんのそれも重なった