第6章 Chime4
わたしのいきなりの発言に吹き出す2人
黒尾さんはジト目で見てくる
「アハハ名前最高!でもなんでそう思ったん?」
「だってさっき目があった時は完璧作り笑いの素敵スマイルだったじゃないですか」
「素敵スマイル(笑)」
リエーフが反芻して笑い出す
「あんな感じで話してればモテるのかなぁって、まあわたしは今みたいに賑やかに話している方が人として好きですけど」
「そりゃドウモ」
流石に怒られるかな?と思ったけど黒尾さんはちょっとだけ嬉しそうに笑ってくれた
そしてわたしは何故か無言で夜久さんに頭を撫でられている
解せない
リエーフはというと仲間外れにされたと思ったのか拗ねてしまっていた
それから暫くして食休みも済んだようで
自主練をはじめる3人をまた2階席で眺める
夜久さんに扱かれ半泣きになっているリエーフをみながら
東峰さんがバレーをしているところも見てみたかったなぁとふと考えた